詩人:ℒisa
どうしても書けないよ
どう書いたらいいのか
解らないんだ
あぁ辛かったろうな
あぁ寂しかったろな
助けてやりたかった
それなのに
最後の最期にお前を
叱り付けてしまった様な気がして
後悔でいっぱいだ
最後の最期にお前を
抱けなかった事も
それどころか
傍に居てさえやれなかった事も
後悔でいっぱいだ
もぅ二度と
会える事の無い者に
どうやっても
謝る事も
抱きしめる事も出来なくてさ
後悔でいっぱいだよ
楽しい思い出も
たくさんあるはず
なのにねぇ
最後の最期お前が
弱って行く姿しか
目に浮かばないんだ
なぁ
初めての赤い首輪
覚えてるか?
初めての
川遊び覚えてるか?
初めてお前と一緒に
眠った日を
覚えてるか?
楽しい思い出
ちゃんと残ってたか?
最後の最期
辛かった事しか残ってないんじゃないか?
なぁ独りで逝くなよ
お前らし過ぎるんだ
いつも謙虚で臆病だったお前らし過ぎるんだ
せめて誰かの腕の中で甘えて欲しかったよ
最期くらいわさ
それが私だったら
少しは救われたのかもしれない
自分勝手だよ
人間ってのわ
お前ほど
立派じゃないよ