詩人:ふくざわゆいと
傷ついた心を 誤魔化しながら
私は 私を演じるのだろう
明るく 笑っているフリをする
誰にも 言えないわけじゃない
誰なら 話を聞いてくれるのか
誰なら この身を預けられるのか
分からないから 心の奥で
思い出さぬよう しまい込んでいるだけ
涙は要らない 私はただ
みんなの前で ニコニコと
嘘でも笑顔を
振りまいていればいい
そうすれば せめてその間だけは
きっと 忘れられるから
心の痛みも 苦しい今も
「大丈夫」 そう言い聞かせてる
このまま心 押し潰されても
ホントの自分を 見殺しにしても
唇を噛んで 今日も一日
舞台の上で 踊り続ける
この世界で 生きていくために…