詩人:ちこ
僕らは
−種だった−
自分が何者かも知らない
小さな 種だった
そんな僕らがあなたに出会って
もういくつもの季節が過ぎ
僕らは 強い芽を出し
美しい青春の花を咲かせた
そしてもうすぐ
僕らは大きな実をつけようとしている
あなたに見守られ 支えられ 過ごした日々
僕らは大きな成長を遂げた
この陽のもとで この大地の上で
あなたにめぐり会えたことに感謝しよう
この場所での時間は残り少ないけれど
あなたとの日々は永遠に生き続ける
忘れられない記憶として 僕らの胸の中でずっと
2006/02/23 (Thu)