詩人:あいる
天使は夜中に飛びまわる
キセキならそこらで拾うよ
外灯にたかり朽ちる虫の命
消えない花火みたいだ
綺麗だけど
だけど
これでいいのか
人の幸せに便乗した走馬灯
楽にたかるが朽ちない体
ボクは本当に生きたいのか
息の仕方はどこで覚えた
振りかえってみても
写真も笑ってくれないよ
巡り逢えなかった
君が大好きなボクには
大人びたわけじゃないよ
時間が
人を変えるんじゃない
正常異常か区別がつかない
おっかしいな
正直に生きてきたはずだよ
外灯の下
スキップする君の影
振り返ってはささやく様に
あなたが好きよ
笑ったんだか泣いたんだか
君の大好きなボクかは別で
ボクは君が好き
一人じゃ生きていけない
君と生きたい
弱くなったんじゃない
正直なだけさ
ボクは飛びまわる天使の
手をひいて