詩人:EASY
毎日少しづつ
この小さな積み木を積み上げて
大きな家を作る為
生まれて来た訳じゃない
たとえ積み木が崩れても
人はみんな恋をして
たとえ家が崩れても
喜怒哀楽は変わらない
心に家があるからだ
もっと有意義に
生きて行こうと思う人
少しでも
前進したいと思う人
でもそれは
積み木の家のことじゃない
前進は
方向を指すことじゃない
風はとても気まぐれで
無駄な力は使わない
川はいつも流れるが
仕事じゃないから疲れない
星はいつも輝くが
誉められたい訳じゃない
何かをして
それを得る訳じゃなく
何もしなくても
それを人は持っていて
それを使う為に
人は何かをするだけさ
今までやって来たことが
無駄になる事はなく
それはいつも有意義だ
損や得じゃないものを
誰も劣れないものを
何も無駄じゃないものを
尊厳というものを
在るがままでいいものを
人はみんな持っている
愛してるっていうものが
金で買えたりしないなら
それが自由な市場なら
それはそういうものだろう
僕達は
風に吹かれ動いてる
風車みたいに回るのさ
それはとても気まぐれで
それでいて
それはとても有意義だ
もし人の
笑顔や涙に惹かれたら
それはそういうものだろう