詩人:千波 一也
愛したことは幸せでした愛されたことこそ幸せでした響きのはざまの迷いの果てにわたしはまたもさまよいはじめるあなたに会えて良かった生まれてきたわたしで良かったきっとどちらも正しいはずなのにそれは一途に許されなくてわたしは雨に泣いている聞こえるともなく聞かされる雨にからだをひらき通してみる