詩人:大示
二人を引き裂く残酷な光沈黙の月世界だけが私の居場所だというのに夜咲く花は枯れ果てこの手の中で掠れた音をたてる赤く甘い密もう一度啜り唇を一舐め 虚ろなガラス玉に口付けまた今夜太陽の裏側でお会いしましょうもうすぐ手に入るあなたの全てが私の全てに待ち遠しくて朝も眠れない