詩人:林家
死を覚悟した時、人間の最後なんてこんなものなんだろうと思った
しかし、いざ死に一歩近づくと涙が止まらない自分がいた
“もう自分には次の朝が来ない”
当たり前の事が当たり前でなくなる時、頭に過るのはただの絶望だった
辛い時に人を支えたいなんて思うくせに、自分が辛い時には起き上がることさえままならない
己はなんて馬鹿なんだろう
きみしにたもうことなかれ
どこかの詩人が読んだ詩は誰もが大切な人に望むことなんだと分かった
僕は何に対してもとても臆病だ
情けない人間だ
けれど、情けなさから人への優しさが生まれると考えるのは僕の甘えなんだろうか
君を想い
心痛み
君を想い
涙する
僕はまだ、君にさよならを言いたくない
君といつまでもダンスを踊っていたい
風に流されたとしても僕は君の手をはなしはしない
アライブ
僕の人生は君のものだ