詩人:soul
神経は麻痺寸前
ぐるぐる見えてくる同じ景色に
そろそろ飽きてきてるんだろう
煙の味さえ判らない
いっそのこと
消し去ってしまえれば
まだいくらかマシだろう
染みついた記憶は
崩れていくんだ
軌道を外れて
遠のいていくんだ
踊れ秒針のリズムで
感情は欠落だらけ
ぐるぐる回る二重螺旋の支配に
そろそろ負けそうなんだろう
光の屈折で見える景色さえ判らない
いっそのこと
放棄できたならば
まだいくらか楽になるだろう
染みついた記憶は
崩れていくんだ
輝いた過去の栄光を
美化しているんだ
踊れ
眩しい妄想と共に
踊れ
コントロールを失って
踊れ
崩れたガラクタと共に
踊れ
惑星の自転に任せて