詩人:どるとる
僕らいつも背中に背負ってるんだよ
絶望と希望のそのふたつを
今、回ってるのは次も回るために回ってるのさ
ただそれだけのため
人も街も時間も季節も同じ理由で回るのさ
カレンダーのいたるところに書いたバツ印
まるで全てを否定したように先の日にちにさえバツをつけてる
僕というポンコツのヘリが着陸するような場所はあるかい?
生まれたばかりの赤ん坊が入るゆりかごみたいに
ほら 人なんかすぐ棺桶の中なんだから
早く ヘリポート
着陸したいんだ
滑走路はもういらない
どこにも行かないから
パラシュートなんかなくてもいいさ
僕というヘリは空中で爆発するから
さあ どこにあるの?
僕のためのヘリポート
僕だけのヘリポート。