詩人:甘味亭 真朱麻呂
眠れない夜は いつも
悲しいことが頭をよぎる
目覚めてみれば
夢のように君はいなくて
ただそこはいつもと同じ
散らかった部屋で
ビールもタバコも切れてしまって
ただただ僕は夜空眺めてた
それも いつか
夢の話になる
いつか 誰かが
話すんだろう
昔々あるところに
そんな風に話すんだろう
まるで夢の出来事のように
僕の存在など
なかったことにするんだろう
確かに此処で生きているのに
眠れない理由は
きっとわかってる
君もわかってる
きっと 誰でも
わかってる
わかってるよ
ただ認めたくない
ただそれだけ
ただそれだけさ
きっと きっと
それだけさ
きっと きっと
きっとね。