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[187055] 深淵に落ちる

詩人:清彦


憧れたのはあの太陽の花

美しすぎて笑えてくるんだ

どうして風は吹くのかな

こんな時に限って揺れる姿が

僕にはさよならしてるように

見えたんだよ


あの制服姿のわんぱく娘は

走馬灯なんだって、笑わせてくれる

もっともっと恐ろしいね

だってあの人と僕には

愛してるしか無かったんだ

愛してる以外は何も無かったんだよ


流れる血は温かいんだね

命の証だから、知っていたさ

全て終わらせてくれる方が

きっともしかしたら

楽だったのかもしれない


思い返して"幸せだった"なんて

決して言えない

そんな軽い言葉じゃ終われないよ


さっきまでは青空だったはずの空

いつの間にか夜の影に飲まれて

咲いていたのは勿忘草

いつまでも、愛してます


だって運命なんでしょ?

幸せなんて望まないさ

貴女が傍にいてくれるなら

そこが地獄だって構わないんだよ

2014/12/14 (Sun)
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