詩人:tyuuya
額から汗、噴き出し
からりと蒸気が広く窓を開け放つ
その名残か、アナタと私の額から浮き出てくる汗は一向に止まる気配がないのです。
砂漠はどこへいきましょう
私とアナタの汚物なる毒素
太陽は森林を白く微弱に映すのでしょう
騒乱した密度
風に吹かれゆくアナタの髪が私の頬を浴びるのです。
騒乱された狭き我が海の磯の匂いは、何時しか工場の煙と交ざりけあい、あの風により、私達の涙は何時しか、汚れちまった哀しみだけに、彫像となりて、石膏として、燃えないままに、湿っぽい終わりもこないまま