詩人:快感じゃがー
振り返る日が、怖かった
夢を
見ていた気がする
醒めないで。と願う夢
生まれ落ちた朝は、
痛かった
ここに、
孤独の意味は
きっと
ない
私は、貴方を選ばなかった
貴方は、私を選ばなかった
世界が
二人を繋いだんだ
それは、
翻弄される命の歌
今日が
昨日の続きなら
明日へと、続いているのなら
一体、
あとどれだけの
現実を
紡げば
許されるのだろう
雨の音に掻き消して
初めて、
「嫌い」と呟き
震えた
言葉の鋭さを
貴方は教え、
私は、怯えて泣いていた
あの時から、
私達は
愚かなふりをするだけの
子供
そして、
地図のない
当てもない
終わらない旅に
急かされる
栞をなくした二人は
もう一度、
振り出しに戻って
また、やり直し
何度、
読み進めても
そのお話は
一向に、白紙のままなのです
怖くても、
自分で進まなきゃ。
ハッピーエンドは、来ないのに