詩人:タキシード詩者
止まるか 歩くの
判断を迫られて
仕方なく足をあげている
何をしたら良いか
わからなくても
暇も時間もつぶして
ただ代償を握ることで
忘れさせてくれた
振り返ることなら
いくらでもできるけど
そこには
居場所なんてなくて
夢も目標も忘れて
ここにいるしかないの
寄り道の度に
ほんの少し
幸せを捕まえて
数えられないものを
置いてきた
もう気づいている
目的地は
どこかにあるけれど
そこは頂上ではないと
ただ広いだけの広野に
山あり谷ありのこの道が
なぜかこうも
愛おしく感じてしまう
私が目指すのは
そこであり
ここであり
何よりも大切なのは
こうして進むこと
ではなく
前を見ているという
ただその事実だと
思える明日に
たどり着いてみたい
そんな明日を
明日も夢見ると
わかってはいても
明日を
今日を夢見る