詩人:甘味亭 真朱麻呂
灰色の空は 雨模様
今にも雨が降ってきそうな天気だな
楽園を探している
いつだって
何処にいたって
あやふやに言葉をつないで
逃げ道を確保してる
そして いつも
雨降りの中
傘もなく カッパもなく
泥濘にはまった足は泥だらけ
新しい靴なのに
泥だらけ
許されない罪の中で
泳ぎ方すら知らず
ただただ
溺れながら
沈むだけ
暗い海の底を
漂うように
息継ぎすら苦しいよ
楽しいはずの日曜日も
心はずっと 雨模様
かわききった夢
萎れた花
元気なくうなだれて
俯きながら
雨にうたれてた
明日も
きっと
その次の日も
雨は心に降り続く
悲しみという
雨が
止むことなく降り続く。