詩人:ふくざわゆいと
時々
どうしようもなく
恋しくなる 人の温もり
誰かに 優しくすることが出来ても
誰かに 優しくしてもらえるのだろうか…
過去を 上手く整理できずに
また あの夢を見てしまう…
誰かに すがりつきたいくらい
苦しくても 誰もいないから
体を小さく 丸めて耐える
目を閉じ 耳を塞ぎ
唇を噛んで
そっと 心が鎮まるまで
寂しさ 拭いきれないまま
それでも…
今日もなるべく 笑っていよう
つらいことがあっても
涙を流すわけにはいかない
頼れる存在 甘えられる人がいない
心の内を 明かすことが出来ない
「仕方ないよ」や「なんでもないよ」で
いつも その場を誤魔化して
「大丈夫だよ」と 笑って見せる
ホントの自分を 殺し続けて…