詩人:甘味亭 真朱麻呂
今日もいつものように陽が昇り
気づいたら陽が沈んで空が茜色
僕は淋しくなる
不意に不安になる
どうすればいいのか
それすら思い付かずに
踏み出せる勇気も湧いてはこなくて
いつもいつも
言い訳ばかりして
逃げているだけの僕
言おうか言うまいか
心の中交差する想い
断られるのがこわいんだ
とてつもなくこわいんだ
でも言わなくちゃ
きっと後悔するよな
恋すれば切なくて
沈んでく夕陽があまりにもきれいすぎて
思い出すそのたび
胸を焦がす
歳を重ねるたび
大人になっていくたび
想いは募るばかりで
涙ばかりがあふれて
悲しくて
悲しくて
仕方がないのです
とても 今
苦しいのです
こんな想い
初めて抱くよ
とても
とても
君が恋しいから
僕は
いつも独りで涙してる
君と出逢わせた
運命の悪戯に憎しみさえ抱いても
仕方がないのです
苛立ちばかりが
溜息になって
いつも
受話器握りしめ
躊躇いながら
唇をかむんです
恋しいよ
切ないよ
悲しいよ
やり場のない想い抱えたまま
眠りにはつきたくないのです
あぁ(溜息)。