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[101420] 恋すれば切なくて

詩人:甘味亭 真朱麻呂

今日もいつものように陽が昇り
気づいたら陽が沈んで空が茜色
僕は淋しくなる
不意に不安になる
どうすればいいのか
それすら思い付かずに
踏み出せる勇気も湧いてはこなくて
いつもいつも
言い訳ばかりして
逃げているだけの僕

言おうか言うまいか
心の中交差する想い
断られるのがこわいんだ
とてつもなくこわいんだ
でも言わなくちゃ
きっと後悔するよな

恋すれば切なくて
沈んでく夕陽があまりにもきれいすぎて
思い出すそのたび
胸を焦がす
歳を重ねるたび
大人になっていくたび
想いは募るばかりで
涙ばかりがあふれて
悲しくて
悲しくて
仕方がないのです
とても 今
苦しいのです

こんな想い
初めて抱くよ
とても
とても
君が恋しいから
僕は
いつも独りで涙してる
君と出逢わせた
運命の悪戯に憎しみさえ抱いても
仕方がないのです
苛立ちばかりが
溜息になって
いつも
受話器握りしめ
躊躇いながら
唇をかむんです

恋しいよ
切ないよ
悲しいよ
やり場のない想い抱えたまま
眠りにはつきたくないのです

あぁ(溜息)。

2007/05/05 (Sat)
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