詩人:甘味亭 真朱麻呂
解ってくれよ…
親も、先生も、兄弟も
理屈ばかりで
僕のことなんてそっちのけ
解ってくれるのは
誰も居やしない
なぁ、
僕しか解らない純粋よ
どうしたらドキドキが収まるんだい?
繰り返す問いかけは
静かな夜に悲しく響いて
この胸のいちばん奥をわなわな震わした
思い出してみたら
尚更悲しくなるのよ
いつか終わってしまうまでに逢えるかな
愛しの君に逢えるかな
月が暗い夜空にぷかぷか浮かんでいるよ
温かいココアもすぐに冷めてしまう位さ
どうして僕らは
恋なんてするんだろう 不思議だな
どうして君だけを
好きになってるのかな 解らないよ
君の横顔が頭にこびり付いて
忘れられないんだ
きっと
いつまでも 永遠に
僕は 君の存在を
忘れられない
言葉にできないままの初恋よ
遠い記憶の中で僕をいつまでも苦しめて
悩まし続けるよ 初恋は。