詩人:怜士
ずっとまってた雨がふった
もうにじんで見えなくなったパトカーに光って見付かっちゃう
窓から叫んで通報してやる隣の家から飛べ
そう見えるのはきっとぼくがそうだからだ
たぶんわかってたお前の眼の中にあいつがいるガラスの中に捕まってるあいつはなんなんだ!
今はいつの続きでこの前にはいつがあったぼくはずっとバスにのってるぼくはずっとベッドに寝ているぼくはずっとあなたといっしょにいる
見張ってるよ
見張ってる・・・・
今日は両側からだってぼくが気付いたから
叫び疲れて動かなくなったあなたが最後の愛を吐き出す
愛してるなんてつまらない台詞よりもっと抵抗してほしかったのに
友達に会おう話をしよう
貴方が気に入るような貴方好みのぼくとお昼を食べよう
貴方が選んだぼくと「普通」の範疇を越えないように
そこで笑うんですかここは怒っちゃだめですかいつが会話の途切れ目ですかそれ以上続けたら「異常」になりますか
今あなたのめに映るぼくはただの━━━━━━