詩人:ふくざわゆいと
あなたが好きなのは
私のごく一部
例えば 声だったり
胸だったり 顔だったり
それが 私を知る 好きになる
キッカケに成り得たなら それでいい
けれど
そこから あなたの中で
創られていく イメージ
あなたの思い描く 理想と
私は 別の女性なのに
なぜ あなたは否定するの?
なぜ あなたは強要するの?
好きなあなたの願いなら
叶えてあげたい気持ちもあるけど
私は 人形や奴隷じゃない
…植えつけられたりしてないよね?
ねぇ
私自身を 本当の私を
その眼は 見つめてくれないの…?