詩人:ふくざわゆいと
誰も 暗い話には興味ないもの…
心の傷は すぐには癒せない…
だから苦しい 聞いて欲しい
何度も思い出してみては
言葉を選んで 伝えようと
ただ 分かって欲しくて
吐き出そうと 試みるけど
その度に
人が自分から 離れていく
周りが私を 避けるようになる
幾度もあった そんな経験が
打ち明ける勇気を 奪っていく
新たに 寄って来てももらえないから
むしろもう 独りでいいよ…と
諦めた気持ちになってしまう
自分中心な他人ばかり
「相談乗ってよ」「ちょっと聞いてよ」
あなたたちが そう言ってくるから
その時は私なりに だけど真剣に
こちらとしては 対応したのに
私からの愚痴や相談は
まるで誰も 聞いてくれない
だから 時々思うんだ
私を さらに苦しめてるのは
私を 孤独に追い込んでいくのは
人の話に 聞く耳を持てない
自分さえよきゃいい 恩知らずな
あなたたちなんじゃないかって