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[130872] 無限の有限

詩人:快感じゃがー

安っぽい小説を読んだら、
眩暈がしたよ

気持ちを何処かに
置き忘れてきた模様


単語を並べて
言葉の切り売り、量り売り

手のひらに食い込む
爪だけが今

なんとなく
生を実感させる


私は一枚の絵が欲しい

真っ白な画

まだ何にも
描かれていない絵


それから

君の黒い手帳を
強請ってもいい?


あなたが確かに
歩いてきた道

そして

私と確かに歩んでゆく道


白紙でいいよ
白紙がいいよ


行き当たりばったり
酔ったり

私は、そういう色が好き


白紙でいいの
白紙が、いいの


すれ違ったり
痛んだり

私は、そういう色でいたい

2010/02/01 (Mon)
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