詩人:甘味亭 真朱麻呂
大人になった今でも徐に思い出すんだ 雨粒ポツポツ降ってた夕方の町 キミは膝を擦りむいて 泣きじゃくっていた黙ってられないんだな そんなキミを気づけばおんぶして背負っていた 夕暮れの公園に だだをこねながら 幼い二人は抱きしめあうよ 時を越えて愛し合うよ あの道この道さっきの道 いろんな道を今まで知らずにに歩いてきたんだね 振り返るよ あの日と同じ日暮れの公園 陰っては揺れる影をひとつ落として 遠い君を想い 空を見上げる。