詩人:ちこ
あなたに好きと伝えたかった ただそれだけなのに
私の足はここに止まって進まない
傷付くこと恐れて 前を向くこと避けていた
今日も後ろ振り向けばそこにあなたはいたのに
そっぽ向いてた 背中向けてた 甘い夏の日
背中で語る愛してるも あなたの耳には届かなくて
赤らむ耳で語るI love youも あなたの心には届かなくて
どの言葉も音にならず飲み込んだ
否定されることが恐くて いらないと言われることが怖くて
何も出来なかった
口を開くことも 心を開くことも
渡したかったものも 伝えたかった想いも
まだ私の手の中にあって
飛び立てないまま眠っている