詩人:甘味亭 真朱麻呂
愛した数じゃなく
抱いた数じゃなく
大切なのは
限られた二人の時間の中で
どれだけ
愛の尊さを 大事さを
ともに傷つきながらも
痛みを素晴らしさを知ってこられたか
それだけさ
君と交わす言葉
その一つ一つにどれだけの想いを込めたの
君と過ごす日々
その中で何を知ったんだ 学んだんだ
涙を 笑顔を 痛みを
ただ無意味に 無意識に感じたんだろうか
僕は今 君と今
見つめ合って
考えてる
考えてる
限られた時間のその中で
切ない夜も
独りのさみしさに怯えきった日だって
想いは僕と共にいつもこの胸の中ある
君を想う
僕が君を想う
君が僕を想う
それだけなのに
なんて素晴らしいのでしょうか
なんて嬉しいのでしょうか
理由もなく
抱きしめたくなるのさ
切ない夜は尚更
淋しい日は君が側にいてほしいのさ
いつも
いつも
いつでも
想いは君を求めてる
傷つけ合う時も
いがみ合う時も
想いはいつもここにある
この胸の中
悲しみの通り雨去った後も
晴れ渡った青空の下でも
眠りに着く夜もきっと
想いは消えずに
この胸の中 ある
あるのさ
君への
君への
君への想いが溢れてしまうほど ある
あるのさ
そして
今日も 今この時も
君を想う。