詩人:千波 一也
黒幕の向こうはまばゆい光すべてを遮るかのような分厚い黒幕もちら、とのぞけば淡くて誠実しかしながら誠実という意味は気まぐれな間柄にだけ成り立つものだから細心の注意を払いなさい黒幕は得てして悪者悪者は得てして傷もの見上げてごらん月をあれはもうじき降りそそぐいつものように変わりなくわからない顔をして