詩人:soul
のぞき込んだ水たまり
吸い込まれるような
錯覚を感じながら
流れる時間の中
舞い上がる
イメージで
いつかの夜の帰り道
繋いだ
震える手と手
静かな舗道
繋がった感情が
揺れた揺れた揺れた
手を伸ばす月の下で
舞台の主役を演じるような
錯覚を感じながら
一コマ一コマ
刻みつける
イメージで
いつもの変わらぬ帰り道
繋いだ
暖かな手と手
街灯輝く舗道
思い出した感情が
揺れた揺れた揺れた
この道はいつも通り
今も隣で歩いているような
錯覚を感じながら
無常な時間の中
たまに振り返り強がる
イメージ
今歩き続けている
この道が
いつか
懐かしくなればいい