詩人:ふくざわゆいと
幼い頃 愛されなかった
親戚や施設に預けられていた
その理由を 今もなお
無意識のうちに 探しているのか
経済的には 世話になった
精神的には 空っぽの家族
ねぇ どうして
抱きしめてくれないの?
手を 繋いではくれないの?
ボクは 悪い子なの…?
ただ 愛されたいだけなのに…
あれから何年経っても
だれかといても 付き合えていても
この孤独が 消えることはなくて
見えないところで 震える体を
必死に隠して 笑って誤魔化す
ホントは 泣いてしまいたいような
叫んで 助けを求めたいような
気持ちに心 侵されているのに