詩人:ユズル
ゆらり 過ぎる日々の中で
今年も生きていました
キラキラな出会いの陰で
せつない涙を見ました
意味のない言葉を
優しいメロディーにのせて
がらくたみたいだと
君は言うけど
抱きしめたい夢が生まれた
ゆりかごの中で 空を
見上げてる小さな光は
まだ無垢だから 羨ましい?
それとも 帰りたくない?
微笑みの似合わない人が
こっちを向いてくれていて
宝物はひとつもないけど
また明日 会いたいと思う
つらつらと語るには
短すぎるこの紙のうえ
小さくまとまった世界で
変わらずゆれながら
暮れていく 時間を感じる