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詩人:どるとる
どんなに 悲しい日でもね
どんなに 切ない日でもね
それぞれの1日にその日にしかない輝きがあるんだよ
そうさ、またとない1日を
またとないこのぼくが
またとない足跡を
またとないこの場所に
刻み込む この時間は
またとないチャンスだ
だから 見逃しちゃだめなのさ
一瞬 一瞬を
またとない1日を
その中にかくれてる
いくつものときめきを
いくつものきらめきを
一分一秒を
大切にしよう
一秒だって戻っては来ないんだ
全てはただいつも
目先の今しか無い
過ぎ去った時間は
正直 思い出以外
意味は殆ど無い
またとない1日を
またとない歩幅で
またとないやり方で
またとない人たちとまたとない時間を
またとない涙や
またとない笑顔で
またとない気持ちや
またとない思いで
繋ごう 繋ごう
またとない夢を見て
またとない朝が来て
またとない夜が来る
そんな またとない一生をまたとない命で償ってゆく
長い長い物語の一部だよ 数秒でも
またとない 人生の1ページだ
さあ 今日も 生きたぞ
それだけで 今日は素晴らしいから
またとない 1日の中でまたとない ことができたなら
またとない人生もまたとなく消えてもまたとなくまたまたとない1日がまた来る
またとなく
またとない
そんな 場所に
今日という
明日という
昨日と似てる顔の
世界が広がる
長い夢から目覚めたぼくを首を長くして待ってる
またとない1日をまたまたとないぼくに見せるため
ぼくは死なないよ
ずっと生きてゆくよ
またとない人生が
またとなく終わるまで
あてどなくぼくは
あてどない道を行く
目の前にはまたとない1日と七色の朝と鈍色の夜
はるか後方にもまたとない1日と七色の朝に鈍色の夜
ずっと繋げてきたんだ
またとない1日からまたとない1日へ
ぼくは繰り返して
そして今日もまたまたとない1日にいる。