詩人:よしみん
大好き。
この気持ちは本当なのに
大好きになれない。
あなたの言うことは
面白くて、優しくて、暖かくて。
私の心に染み渡っていく。
それなのに、素直に受け止めることが出来ない。
いつも心のどこかで嘘なんじゃないか、って疑ってしまう。
疑ってごめんね―。
本当に、信じてもいいの?
私は、信じたいよ。
それでも、私は彼女を疑っている。
近くなればなるほどに
距離ができてしまう。
その"距離"は何なんだろう?
もしかしたら私の気のせいだろうか?初めから、そんなものはないんじゃないか?
そう思いたい。
私とあなたの間には
壁のように固くはないけど、
オブラートみたいな優しさは持たない、
何か、わからない隔たりがある。
あなたは誰にでも優しくて、
その裏では優しくなくて。
そういうあなただから、私は疑ってしまう。
私への優しさも、ツクリモノなんじゃないか、って。
私の"大好き"も、ツクリモノなんじゃないか、って。