詩人:竜宮這
自分にしか意味の分からない事ばかり言っている。
人に伝えるのが億劫だけど、そうしなくちゃ満足出来ないから。そういう我侭と、未熟さで。
ほら見ろ、空がまた滅茶苦茶になった。おい、見ろってったんだ。ちゃんと見てるか。空がぐちゃぐちゃじゃねえか。どうなってんだよ、畜生。この空は、どうなっちまったんだよ。なあ、見えないのか、見えないのか。
そうか、見えねえのか。
構わねえや。
別に。俺は、見えたし。
では憂鬱に精一杯張り切っていきましょう。
目茶目茶な空を元の空に戻す為に。そうせねば話が不味いでしょう。食えない話も食わねば生きられぬのです。
ううむ、空を眺める時間なんて、無かったのに、余計な事しちまった。わっはは。あんなもんどこにもねえ。