ホーム > 詩人の部屋 > チェシャ猫の部屋 > 沈み行く茜色の女神 > 投票

チェシャ猫の部屋  〜 「沈み行く茜色の女神」への投 票 〜

  • チェシャ猫さんの「沈み行く茜色の女神」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[5117] 沈み行く茜色の女神

詩人:チェシャ猫

少しずつネオンが色づき始め
煙ったい街が茜色に染まる
こんなにも疲れ果てた僕の心に
赤紫の千切れ雲から覗く夕日は
こんなにも深くしみこんでくる
切なすぎるその色に
きみの笑顔をふっと思い出す

広がりすぎた二人の距離と心にも・・・
きっとこの色は同じようにしみこんで
キミも今どこかでこの色につつまれて
ボクの笑顔を思い出しているのだろうか・・・

幼き日には
靴も履かずに追いかけたあの夕日・・・
ビルの陰に沈んでしまう前に
追いつこうと思いながら・・・

沈み行く茜色の女神に
いまはただそっと背を向ける・・・

2003/10/20 (Mon)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -