詩人:カクレクマノミ
手の中に入れたいや押し込めたオレンジ色の心と青い心ぶつかる混ざる固まる繰り返しの挙句捕らえた色は冷めて拾ったビー玉もブルーでみんなその色を隠して笑ってる気づいてても笑ってるヒーローにはなれないと現実の色は濃いと下唇を噛んで絶えて先の色を詠む姿網膜に焼きつく一挙に出てしまわぬよう喉を押さえて身構えて僕等が今息をしていること青でも赤でもない世界上を向いてくれないかその顔を上げてまっすぐに見て