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詩人:JUDAS PAIN
今更僕の傷跡を
抉らないで下さい
僕を丸めて
ゴミ箱に捨てたのは
他でもない貴女です
とても・・・
とても愛していました
他の愛する者を
殺めてでも
貴女を鉄の檻に
閉じ込めてでも
何をしたって
貴女のためなら
全てが善だと
言い張れるほど
愛していました
捨てたのは貴女
なのに慰めるのも
貴女・・・
僕の心は
深い、それは深い
傷を負いました
その傷を貴女は
「優しさ」と
言うナイフで
抉ります。
辛いのに・・・
血が滴るのに・・・
涙なるものが
零れ落ちるのに
それでも僕は
貴女のナイフに
鋭利なナイフに
すがってしまうのです
そしてまた・・・
愛してしまいます
答えを下さい
そうでないと
いつかは僕も
壊れてしまいますから