詩人:明希
定まらない翼で空を旋回くるくる廻る、残影と螺旋律空を目指したら飛翔上昇し地上を見下ろす 還る場所は存在しない空を舞い、混沌を舞う彷徨う者達 雁字絡めに縛りつけられ地に膝をつく、空を仰ぐ項垂れる頭に足枷の鎖枯れた大地に罅割れた身体重圧に囚われた大気の牢獄喚いて呻いて何も残らない