詩人:らむね
君に、ひとつ言えること、
言ってしまうと、
言えることが何もなくなるから
言わずにいようと思う
だけと、
せっかくだから
できるだけ言葉でも伝えたいのだけれど
そのものがありのまま過ぎて
言葉がつるりと落っこちてしまう
それでも、君に知ってほしいから
言葉の未来に夢をかけるなら
昔から探していたものが
意外と近くにあったというか
嬉しいやら情けないやら
つまり、
ただ、地面の上に愛ってものがあって。
ショウウィンドウや夜の街にも探しに出たけど
新鮮なものはなかったように感じます、
結局、
表現なんて簡単にはできないから
ただ、シンプルに
4月の太陽みたいな君が
幸せになることを今日も願っています。