詩人:こうさぎましろ
困ったことだ、
右のみみに全自分がしゅうごぉー!!…してくる!!
脳の指令なんて聞き耳持ちやしない
意地の第一防衛かるがる突破
元カノの話なんて聞きたくないのに!!ないのに!!
ぉ勉強に集中できない
きっと体の半分は別のことでいっぱいなんだ
ボトルの半分は桃色の水で満たそう
お気に入りのサボテンにあげるのはワタシの涙にしよう
笑ってるときや怒ってることには意味があるのに
泣いているときはなんにもない
だから涙なんかで泣いてるなんて決めつけないで欲しい
今がはっぴーで明日が怖かったら明日の半分を今日で満たそう
「泣いてない」はつよがりじゃない
ツンデレサボテンがぼそっとつぶやくのが聴こえた
たまにはアンタの笑顔が欲しい。
前後の出来事に繋がりが見い出せないワタシは
いまだに“泣いた”ことがない。
ちぐはぐな足取り
嘘吐くくちびる
さよならはいいたくないけど、またあした
空のボトルに半分雲を入れて雨降らすペットにした
甘いカケラだけをたべさせよう
あるき出す渇いた歩道、ほどけやすい左の靴ひも
きっと体の半分はきみのことでいっぱいなんだ