詩人:山鳩
夕暮れの空を見つめて翳り行くこの部屋でひとりただ救われるのは君の決心が僕を悟らせたこと途切れた愛にすがりつき心の弱さに埋もれてしまう無言のままに去りゆく勇気自由になること君はそれを教えてくれた明日の朝君はいつものように出てゆく昨日に背を向け振り返らずに苦しみの涙はもういらない安らぎが生まれささやかな自信を感じながら夏が通り過ぎてゆく