詩人:夕凪
百色ほどもある 色を差し出され 好きな色を 選べと言われる これだけの種類が あるのだから 必ず一つは あるだろう、と。 選べません、と 答えると 驚きと怒りで 何故だと聞かれる 単色では ないのです いくつも重ねて 見付かるのです 一番好きな 一色が ─‥。