詩人:どるとる
これからどうしようか
それからなにしようか
うまいくこと いかないこと
これからいくつあるのかな
ぼくはどこへゆくのかな
ぼくはどこへ向かって歩いてるんだろう
宛てもツテもなにもなく
風の吹くまま 日々を歩いてる
雲行きばかり気にしてばかりいても
しかたないのに気づくといつも空の顔色をうかがってしまうんだ
今のこともまだ満足に終わってないのに
次から次へと時間は進んでゆき
新しいことを求めてくる
抱えてる迷いなんてちっぽけに思えるくらい広大な空に浮かんでるあの真っ白な雲のように
自由にただ生きていたいだけなんだな
この地上がぼくにとっての空ならば
この地上の空で生きるぼくらは雲なのかな
そんなやさしいイメージを膨らませて
窓の向こうに開け放された毎日をぼくはどう見るのかな
翼のないぼくには
この足が翼のかわり
頭の中だけは雲のように能天気だ
さてさて これから
どこへゆこうかな
道はかぎりなく無数に広がってる
青い 青い 空の向こうまで ずっとずっとずっと
これからどうしようか
それからなにしようか
考えることはいたっていつもと変わらない
変わり映えしないページの中で ぼくは今日も気持ちは雲のように自由なつもりさ
いつか終わる物語のページがめくられてゆく中で
ぼくはなにができるかな
なにをしようとしてるのかな
青い 青い 空の下
たくさんのイメージを膨らませてはうまくいかず膨らませる途中で割れてしまう
夢の残骸がそこらに散らばる
わからなくなる
立ち止まる
風の中にひとり
黄昏たりして
この道の先に求める答らしきものがあるならば
ぼくは進むよ
真っ白なあの雲だって 雨が降っても逃げないから
ぼくも逃げないよ
何が待っていようとぼくが選んだ道を信じて進むだけだ
抱えてる迷いなんてちっぽけに思えるくらい広大な空に浮かんでるあの雲のように。