詩人:甘味亭 真朱麻呂
君の微笑んだ顔をこの胸に焼き付けて
忘れないように深く刻み込んで
悲しいとき
寂しくなったとき
思い出して心強い励ましにさせてもらうよ
どんな言葉も君の前ではただの言葉にしかすぎなかった
無意味なほどに飾り付けて伝えていた
伝えすぎたのか
飾り付けすぎたのか
心の奥の卑しさを君は見抜いてたんだろう
星達が悲しい音楽をそっと奏でてる
耳には聞こえないけれど
確かに心では聴こえている
僕にしか聴こえない
とても切ないメロディ流れている
幾つの言葉も無駄に終わったよ
言える限りの言葉を吐き出したはずなのに
どうやら君にはきれいすぎたようで
過ぎ去る愛の面影を見送りながら
過ぎ行く時の途中で僕は見失った
すれ違う価値観
行き違う気持ち
揺らぐ二人の誓い
終わって
悲しんで
ただ胸の中には
消えた面影がくっきりと瞳に残るだけ
それだけで
とても
とても
悲しいのです
とても
とても
切ないのです
君よ
愛しき君よ
愛の面影よ。