詩人:どるとる
変幻自在のホームで
君は夜を朝に塗り替えてぼくの心予告通り盗んでゆく
不適な笑みと一輪のバラの花を残して
はじめてお手紙書きます
遠まわしなことはぶいて言います
君が好きです
半端はいやですから世界一と言います
宇宙一でも嘘じゃない
君がぼくの視界にはじめて あの日 うつった 多分あの時あの場所あのタイミングでぼくは瞬間で恋をしてしまった
裸になった心
君に盗まれてしまったよ
君はまるでそっけない素振りの恋泥棒
盗ったことさえ気づいてない
もはやその手つきは神業だよ
知らないうちにほら
また ぼくのまなざしを奪う
罪な人さ 恋泥棒
いったいいくつ
ぼくから 心を奪えば気がすむんだい?
ねえ 恋泥棒?
いまだ誰のものでもないのにつれない素振りの クールなビューティフルレディ。