詩人:ふくざわゆいと
せっかく一緒に過ごしても
たくさん泣かせてしまうばかりで
ボクのちょっとした不機嫌さえ
キミに気付かれて 気を遣わせて
事あるごとに 「ごめんね」と
何もかもにすら 敏感になって
目を腫らし 繰り返し呟いた
弱々しく 小さな背中
笑っていなきゃ 明るくいなきゃ
何のために そばにいるんだ
何のために ここまで来たんだ
ほんの少しでも キミを幸せにしたい
誰よりも強く そう想っているのに
今はただ 胸が痛くて
かける言葉も 見当たらなかった
「ごめんね」と 伝えなきゃなのは
きっと ボクの方だったのに…