詩人:どるとる
僕の目に映る景色
たとえば空は
青空でもきれいな景色でも
必ず心は
曇りと雨の境をさまようのです
この胸の鼓動などもはや生きてる証を示す確かなものではなく偽りのメロディに過ぎないのさ
大好きな歌さえも
僕には届かない
僕はここにいる
それなのに
なんだこの違和感は
どうやら僕は周りの景色と調和できないみたいだ
どうして生きてるんだろう僕は
どうして生きていくんだろう明日へ
こんなにもこんなにも辛くて下手すりゃ死にたいくらいのに
どうして生まれたんだろう
どうして生まれてしまったんだろう
楽に死なせてくれなんて望みも生まれなければしなくてすんだのに
僕は悲しみと喜びを抱えながら歩く人
生きたい気持ちと死にたい気持ちを天秤にかけているよ今
でもいつになっても答えはでないんだ
それはまだこの世界に未練があるからか
そして生きたい気持ちが死にたい気持ちより勝っているからか
わからない
答えがでない
だけれどこれだけは確からしいんだ
明日は少なくても僕を必要としてくれてる
だって物語は続くから 僕をこの世界に生かして
疑いと信じる気持ちが今 拳を分けて手を繋ぐ
だから僕は生きる
だから明日へ向かう
太陽に向かって
夜の闇に背を向けて
手を振るよ
また今度って。