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詩人:現実的SUGILL
あーだめだ。わたし腐ってく
生きているのに腐っちゃう!
思想や感情
からだやこころやタマシイが。
毎晩、どんどん頽廃してく...
悪臭放って誤魔化せない!
引き返す道もないのに
ここですべてを
捨て去ることもできずに
これまでのことを
思い出そうとすると
ただ、ずきずき。心が痛むだけ
追いかけていたよ、寝ても覚めても
その断片に触れてみたくて
だけど、ぜんぶただの幻だった
雲を掴むような話だったね
もがいても、もがいても
出口は見つからなくて
答えなんてあるわけがなくて
不安に押しつぶされて
嫌気がさすわ
でも、神様だって
この先の展開はまだ知らない
どうでもいいとか言ってたいけど
冷めた顔して気取ってみるけど
ねぇ。こんなに胸が
くるしいのは、なぜ?
こんなに後ろめたい
気分になるのは、なぜ?!
醜くすぎる自分に吐き気がするわ
でも。わたしは
わたししか選べないんだ
からだやこころや
タマシイはこれっきり
今はあるもの磨いて
やってくしかない...
あーあ。痛いばっかで引かれそう
だけど、ここにある
引き出しぜんぶ開けてもいいよ
腐るのは生きているから
生身だから
ときには仕方がないと。
あなたはそうやって
認めてくれる?
本当はいつも求めてた
ただ純粋に
幸せの意味を知りたいと...
ねぇ神様
いまだけは素直になって
ちゃんと
鏡を見つめるから
今夜、新しいヒントを
ちょうだいよ
この人生に見合う未知を
この人生に見合う夢を
もう一度信じたなら
走り出したなら
笑い飛ばしてくれる?
だって、もしこれがドラマなら
劇的な展開が待っているはず
どんでん返しがね
たぶんね。そうきっと
今夜は新しいメロディーを
ちょうだいよ
ひらめきのままに
あの空を目指せたら...
誰も知らない
本人さえもまだ知らない別の横顔
鏡の向こうに問いかけてほしい
...どうかしている?
それでもいいよ
腐りかけの今だから
あるものなんだって信じたいだけ