詩人:もとり
息の根を止めるなら
感情を殺して一思いに
表情を変えずに
貴方の指で終わらせて
深く堕ちたいの
何処までも
最期の時には
貴方を瞳に焼き付けて
それはとても 幸せな事でしょう
何も連れて行かないよ
思い出も貴方も
不安材料も儚い未来の夢でさえも
すべてを終わらせて
すべてを断つ
もう優しい声は聞こえない
もう濁った瞳に映らないから
だからもう 抱きしめなくて良いんだよ
息の根を止めるなら
感情を殺して一思いに
表情を変えずに
貴方の指で終わらせて
例え 私が
愛してと 願ったとしても
2014/08/03 (Sun)