詩人:里雨夜
空気が冷たさを増すほどに空は純度を極め月の光は四方に広がり星は強く瞬く山は靄に包まれ街は深く眠り息は白粉を纏う私は首にマフラーを巻き手には手袋をはめ背を丸めて世界に立つ雪が降るなら傘を差し寒いなら上着を羽織り静かな世界を感じるやって来る明日を明日であう人を愛せるように