詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕はもう気がついてる
もう二度と今には戻れないってことを
明日になってそれを恋しく思っても
もう二度と戻れない昨日に未練残しても
かえれないんだ
だから僕達は今を大事に悔やまぬように精いっぱい生きる
夏の景色が遠ざかる
日が落ちるのもだんだんと早くなる
秋めく景色の中
僕は過ぎ去る夏を
通り過ぎる蝉の声を遠く聴いて
何もかも幻なら
今はきっとなかっただろう
何かしらの意味を持つから
僕達は此処にいて
幸せ感じてる
風を感じてる
振り返るとまだ夕焼けは夏の色
頬にあたる風もからっとしていた
ナツノオワリ
恋い焦がれて
何か思い悩んで
今も悩みきって
それでも
何かすがすがしい
そんな気持ち
抱きながら
今もこうして此処で生きてる
変わらない愛をそばに感じてる
ナツノオワリ。